アジアパシフィック医療改革フォーラム
アジアパシフィック医療改革フォーラムは、日本を含む、アジア環太平洋地域の医療改革を志す異分野、異業種のメンバーがあつまるネットワーク組織です。2010年は「医療現場の課題と問題解決」をテーマに講演会を企画しております。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
第6回講演会補足:SSRIについて
SSRIは、抗うつ薬として比較的最近でてきたとされる薬剤で、セロトニン選択的再吸収阻害剤の意味です。世界的にはフルオキセチン(プロザック)が有名ですが、日本では承認されていません。

日本で最初に承認されたSSRIはフルボキサミン、2番目がパロキセチン。3番目に承認されたSSRIがサートラリンです。SSRIは従来の抗うつ薬(三環系、モノアミン酸化酵素阻害剤)と比べて副作用が少なく効果が優れているとされる反面、自殺衝動が増えるとの報告。さらに、比較臨床試験で効果を示すのが難しいとも言われます。

そのほか、SSRIによく似た薬剤としてSNRI(セロトニン、ノルアドレナリン選択的再吸収阻害剤)があります。今回のセミナーのBackgroundとして『抗うつ薬の功罪--SSRI論争と訴訟』デイヴィッド・ヒーリー著、田島治監修、谷垣暁美訳 みすず書房、2005年を読むことは大変有用かもしれません。
スポンサーサイト
第6回講演会:2006/11/8(水):斉尾武郎先生主旨
斉尾武郎氏(フジ虎ノ門健康増進センター)
「うつ薬の未承認薬問題―サートラリン事件とは何か」

主旨:第3のSSRI・サートラリンが7月より本邦でも市販される
ようになった。しかし、市販の直前より、日本人での有効性に
ついての問題が浮上し、医療現場では大きな混乱を招いた。
本剤はすでに欧米では10年以上の歴史を持ち、その利点・欠
点が相当に明らかになっている“経験豊かな”薬であるにも
関わらず、わが国でこうした問題が生じた背景を向精神薬の
治験に必然的に内包される原理的問題と、日本という国にお
ける治験の空洞化現象、マーケッティング・トライアルとしての
治験、そして、精神科臨床におけるSSRIの位置づけを織り交
ぜて、話題提供するものとする。

<補足>SSRIについて
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。